色々

色々書きます

数学デー沿革 Ver.3

この記事は、数学デー Advent Calendar 2019 の25日目の記事です。

2014年4月27日
ニコニコ超会議3。キグロがニコニコ学会βと出会う。すべての始まり。

 

2015年4月25日
ニコニコ超会議2015。キグロがニコニコ学会βの飲み会で、T氏と数学の話で盛り上がる。それがあまりに楽しかったため、「飲みながら数学の話をするイベントをやろう」と決まる。日曜数学会の誕生。

 

2015年6月20日
第1回日曜数学会。大成功。

 

2016年6月15日
キグロが当時勤めていた会社を休職する。事実上のクビ。路頭に迷う。

 

2016年6月16日
第6回日曜数学会。懇親会が盛り上がる。参加者のK氏から「この懇親会だけのイベントはできないでしょうか。大学の部室のように、『そこに行けば誰かしらいて、数学の話ができる』という空間は作れませんか?」との提案を受ける。
事実上クビになった直後だったので、なんとかこれを仕事にできないかと考え始める。

 

2016年9月6日
キグロが正式に退職。路頭に迷う。

 

2016年某月某日
K氏より「部室っぽいやつ」に使えそうなカフェを発見したとの報を受ける。みらい研究所さんとの出会い。

 

2016年12月某日
みらい研究所さんを訪問。オーナーのG氏と打ち合わせ。理念に共感していただく。みらい研究所さんの定休日である火曜日に、「数学デー」を開くことが決定。ひとまず、2017年の一年間だけやることに決まる。

 

2016年12月某日
A氏らと焼き肉を食べに行く。A氏に数学デーのスタッフを依頼する。快諾される。感謝。

 

2017年1月某日
M氏より数学書籍の提供を受ける。みらい研究所さんに置かせてもらう。

 

2017年1月17日
数学デーの初回が開催。K氏により「みらいけん数学デー」と命名される。

 

2017年1月某日
数学カフェさんにより「女性のための数学勉強会」が、O氏により「3Dプログラミングのもくもく会」が、みらいけん数学デーにて開催される。その後ほぼ毎週、半年間開催された。

 

2017年3月14日
円周率の日。書泉グランデさんとのコラボイベント開催。数学書限定ビブリオバトル高瀬正仁先生の講演などを行う。
ここで日曜数学会のT氏と高瀬先生が出会い、のちにT氏が雑誌「数理科学」に寄稿するきっかけとなる。

 

2017年5月23日
のちにスタッフになるE氏が初来店。

 

2017年6月某日
料金を改定。安くなる。また半年会員券を撤廃。管理が楽になる。

 

2017年11月頃
数学デーがキグロの予想を超えて人気となったため、来年以降も続ける決心をする。
来年以降の数学デーの受け入れ先を探し始める。

 

2017年11月20日
T氏が寄稿した『数理科学 12月号』(サイエンス社)が発売。

 

2017年12月18日
日曜数学 Advent Calendar 2017の18日目の記事で、みらいけん数学デーについてまとめる。キグロに商才がないことを認める。
みらいけん数学デーを、2018年3月27日まで続けることを告知。

 

2017年12月某日
E氏をスタッフに引き入れる。

 

2018年1月某日
料金を改定。高くなる。

 

2018年3月27日
みらいけん数学デー最終回。これといってイベントはなく、いつも通り開催。0本締めで終了。

 

2018年4月2日
キグロが就職。
数学デーの運営をA氏とE氏の両名に完全に依存することになる。感謝。

 

2018年4月4日
ソノリテ数学デーの初回が開催。

 

同日
数学デーの活動をTwitterで見ていた方が、「札幌でも同様のイベントを開催したいのですが、良いですか」と尋ねてくる。狂喜乱舞しながら快諾。

 

2018年4月28日
ニコニコ超会議2018。数学デーや日曜数学会の座談会を行う。ソノリテ数学デーに加え、Φカフェ数学デーができることを初公表。

 

2018年5月20日
数学デー in 札幌の初回が開催。以後、月1で開催される。

 

2018年7月13日
Φカフェ数学デーの初回が開催。

 

2018年7月20日
Φカフェ数学デーにて、Ki氏とR氏により「ゆる圏ゼミ」が開催される。以後、毎週開催され、のちに大盛況となる。

 

2018年9月頃
スタッフのA氏が、同人誌を作りたいと提案。キグロ承諾。A氏を宣伝部長に任命。

 

2018年10月頃
同人誌執筆陣を探す。多くの方が手を挙げてくださった。感謝。

 

2018年12月2日
数学忘年会を開催。数学デーや日曜数学会の振り返りなどを行う。
この場で関西日曜数学友の会スタッフと視聴者さんが意気投合し、数学デーが関西でも開催されることが決定する。

 

2019年1月12日
数学デー in 大阪の初回が開催。

 

2019年2月17日
コミティア127。数学デーの同人誌『数学デイズ』を頒布。

 

2019年3月頃
Φカフェの閉鎖が決まり、数学デーが開催できなくなる。路頭に迷う。

 

2019年3月14日
数学デーのYouTubeチャンネルを開設。試しに何本か投稿。

 

2019年3月20日
数学デーのTwitterアカウントのフォロワーが1000人を突破。感謝。

 

2019年3月29日
Φカフェ数学デー最終回。特別イベントとして参加費を無料にしたところ、60名以上のお客さんが殺到。感謝。惜しまれつつ終了。N高に場所が移ることを発表。

 

2019年4月12日
数学デーinN高の初回が開催。

 

2019年7月20、21日
博物ふぇすてぃばる。数学デーの同人誌『数学デイズ』を販売。同時に、数学デーの参加者の方が作ったパズル「Integers in Square」や、集合トランプも販売。パズルとトランプは完売。

 

2019年8月11日
コミックマーケット96。数学デーの同人誌『数学デイズ』『数学デイズ2』を頒布。

 

2019年9月15日
未来の先生展。明治大学で開催された中高や塾の先生などを対象にしたイベントにて、数学デーの取り組みを紹介。集合トランプなどが先生方に大受けした。

 

2019年10月19、20日
30時間ぶっ続けの数学イベント「マスパーティ」。数学デーinマスパーティを開催し、数少ないネット配信前提の数学デーとなる。

 

2019年11月5~24日
神楽坂の書店「かもめブックス」で開催された本のイベント「The New Doors Books」に『数学デイズ』『数学デイズ2』を出展。そこそこ売れる。

 

2019年12月
「数学デーAdvent Calendar 2019」を開催。

 

2019年12月13日
1年5ヵ月続いた『ベーシック圏論』を読む会「ゆる圏」がついに最終回を迎える。

 

同日
『対称性からの群論入門』を読むゼミ「ゆる群」が始まる。

 

2019年12月14日
数学デーin横浜が開催。大盛況。

 

同日
スタッフ三人で「横浜のボードゲーム屋さん リゴレ」を訪問。ワードスナイパーを大量購入。

 

*1

*1:こんな羅列だけの記事でAdvent Calendarの最後を飾っていいのかという疑問はないでもないが、一年の終わりにこれまでのことを振り返るのは定番と言えば定番なので良しとしてください。

第33/2回日曜数学会 開催報告

この記事は、日曜数学 Advent Calendar 2019の25日目の記事です。

昨日の記事はSeiichi Mayamaさんの191224でした。

 

去る2019年12月22日、渋谷にて、第 \frac{33}{2}回日曜数学会を開催しました。

今回は定例会ではなく、番外編。そして初の試みとして、
テーマを決めて、ゲストを呼びました!

テーマは「古代数学」。LT発表を古代数学に限定して、発表していただきました。

 

なぜ古代数学なのか?

きっかけは、古代ギリシャ研究家の藤村シシンさんのツイートです。

 

古代ローマで使われていた携帯型日時計を手に入れた藤村シシンさん。しかし、その使い方がわからない!

 あれこれ試行錯誤し、徐々に使い方を解明していくシシンさん。

そしてそれを見ていた一人が、次のようにツイートしました。

 なんと、使い方も作り方も完全解明し、東京版を作製したのです!!

 

このやり取りがとても面白かったので、藤村シシンさんと解明したkou-sakiさんをゲストにお呼びして、第33/2回日曜数学会「古代数学回」を開催することにいたしました。

 

「古代数学」はさすがにニッチすぎたのか、集客にやや苦労しましたが、それでも20名近い方々にお越し頂けました。ありがとうございます。

 

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藤村シシン先生「みんなも、最強の魔術師になりたいかーー!?」
みんな「「「「おおおーーーー!!!」」」」

 

藤村シシンさんには、「古代ギリシャ数学をマスターして君も最強の魔術師を目指そう!」という発表をしていただきました。

古代ギリシャの魔術師は、数を唱えることで魔術を使っていたそうです。

しかし、単に「ペンテカイデカ(15)」などと唱えればいいのではありません。数を、次のように変形して唱えるのです。

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当時はまだ数字が無かったので、数をアルファベットで表現していた。

 

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それを利用し、数をそれぞれのアルファベットが表す数の和として表現して、文章のようにしていた。

写真のように数を変形し、この文字列をギリシャ語として読むのが魔術師の呪文だったそうです。この写真の場合は、

バインコオオク!

と唱えれば、魔術3663が発動したことになります。

もちろん変形の仕方は何通りもあり、どのように「美しく」変形するかは魔術師たちの腕の見せ所だったようです。

懇親会では、さらに詳しい魔術の作り方を聞き、参加者たちでオリジナルの呪文を作成しました。

 

二人目のゲストkou-sakiさんには、携帯型日時計の使い方をどうやって解明したのか、そしてどうやって東京版を作ったのかを解説していただきました。

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シシンさんのツイートを元に図面を描き起こし、古代ローマの緯度と経度からいつどこにどのような影ができるかを計算したそうです。

日時計は、左側に月の名前が書かれ、右側に謎の枠が並んでいます。単純に考えて、対応する月の穴に針を刺し、その影と枠線がぶつかる点から時刻を読み取るのだろうと推測できます。

では、枠線のどこが何時を表すのか?

注目したのは、月の並んでいる線の延長上にある枠線です。この日時計を縦に吊るした場合、日の出と日の入りのとき、影はこの線の上に乗ります。

ということは、ここが「0時」を表し、反対側が正午を表すはずです*1。時間が経つと、影は弧を描くように動いてきます。延長線上から見て、横に一枠進むごとに一時間経過したと言えます。

では縦はなんでしょう?

これは、一年ごとの変化だと推測できます。

冬になると影は長くなり、夏になると短くなります。針を刺す位置と枠線の上下で、この影の長さの変化に対応していると考えられるのです!

そうして作った東京版携帯型日時計がこちら!

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kou-sakiさん「昨日(ほぼ冬至)の南中時刻に撮影した日時計です。ちゃんと、針の影が冬至の正午を指しています!」
みんな「「「「おおおおお~~~~!!!」」」」

kou-sakiさんはこれだけでなく、腕時計型の日時計も作ってしまいました!

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kou-sakiさん「電池もいらず、完全防水の超エコな腕時計です!(ただし緯度が変わると使えない)」

 

ゲストの発表の後は、いつものように5分間のLTタイムを行いました。それぞれの発表を、簡単に紹介します。

 

・キグロ「『原論』の基礎知識」
私の発表は、『原論』そのものについて。『原論』が書かれた年代やどんなことが書いてあるのか、そして多くの写本家の手を経て現代まで伝わっていることを紹介しました。

 

・tsujimotterさん「アルキメデスと円周率」
アルキメデスは、円周率を 3 + \frac{1}{7} <  \pi <  3 + \frac{10}{71}と求めていました。当時の数学水準でどうやってこれを求めたのかを紹介し、実際に計算を行いました。

 

・nishimuraさん「アポロニウスの円錐曲線論」
アポロニウスの『円錐曲線論』という古代数学を語る上で欠かせない本について解説。円錐曲線の定義を紹介したあと、『円錐曲線論』には何が書いてあるのか、どんなスタイルで書いてあるのかを紹介しました。

 

・tsujimotterさん「祖沖之の計算方法について調べていたら〇〇〇に出会った件」
まさかのtsujimotterさん二件目の発表。祖沖之(そちゅうし)という五世紀頃の中国の数学者が、円周率の近似値として \frac{355}{113}を得ていました。それをどうやって得たのかを解説しました。*2

 

・異国カラスさん「コラッツ予想とディオファントス方程式」
最後は飛び込み発表の異国カラスさん。以前から「コラッツ予想」という数学の問題にはまっており、その研究を進めた結果、あるディオファントス方程式を得た、という発表でした。

 

 

以上で発表は終わり、懇親会となりました。

懇親会では、みんなで新しい呪文を作ったり、素数大富豪を布教したりしました。

最後の方は人数も減ったので、ケンタッキーを買ってきてクリスマスパーティをしました。

総じて、とても楽しい会でした! たまには少人数でゆるゆるやるのも悪くないね、と感じました。

 

今回はテーマを決めたりゲストを呼んだりと、今までとは全く違うことをやりましたが、新鮮で楽しかったです。

そのうちまた、やってみたいですね。

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次回の第17回日曜数学会は、2020年2月開催予定です。お時間がある方は、ぜひご参加ください。

 

 

以上で、 日曜数学 Advent Calendar 2019 は終了です。今年も面白い記事がたくさん投稿されましたね。

では皆さま、また来年お会いしましょう。よいお年を。

 

*1:古代ローマでは不定時法を使っていたので、日の出と日の入りの間を十二等分したものが1時間でした。なので、日の出と日の入りの時刻を基準にし、正午を対面に持ってくることで、一日の時刻を表せると考えられます

*2:tsujimotterさん「キグロさんが『古代数学の範囲は五世紀頃まで』と言っていたので、祖沖之はぎりぎり古代です」
キグロ「ごく最近の人ですね」

ワードスナイパー改変ルールまとめ

この記事は、数学デー Advent Calendar 2019 の2日目の記事です。

1日目の記事は「数学デーについて」です。

 

そこのあなた!

「か」で始まる「植物」と言えば、なんでしょう?
――そうですね、カキ、カキツバタカタバミカントウタンポポ、色々あるでしょう。

では次。
「と」で始まる「乗り物」は?

――特急電車、トヨタ、……あ、トーマスもありですね!

 

……と、このように、「平仮名」と「お題」を与えられ、それに合う単語をなるべく早く答えるゲームがあります。

その名も、ワードスナイパー! 

よこはまのボードゲーム屋さんリゴレ様が開発したアナログゲームです。

数学デーは数学好きが集まるイベントですが、なぜか頻繁にアナログゲームが遊ばれます。その中でも、ワードスナイパーは特によく遊ばれます。

しかし、そのまま遊んでいるわけではありません。数学デーでは、ワードスナイパーのルールを変えた「改造版ワードスナイパー」が大流行しているのです。 

ということで、この記事ではこれまでに誕生したワードスナイパーの改変ルールをまとめて紹介したいと思います。

 

 

§1.基本ルール

まずは、通常のルールを紹介します。ワードスナイパーは、次のようなカードを使うゲームです。

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片面に「平仮名」、もう片面に「お題」が書かれたカードです。これを山にして、上から一枚ずつめくります。

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このようにすると、ひとつの「平仮名」と「お題」の組ができます。そして、「お題」を満たし、「平仮名」を頭文字とするような単語を答える――これが、ワードスナイパーのルールです。写真の場合は、「『す』で始まる『黒いもの』」を答えればいいってことですね*1

詳しくは、リゴレさんのワードスナイパー特設ページをご覧ください。

 

2018年11月25日に、数学デーにこのゲームが導入されました。

導入後、しばらくはこの基本ルールだけで遊んでいたのですが、あるとき――本当にあるとき、誰かがふと――改変ルールを提案しました。

 

§2.数学用語限定ワードスナイパー

詳細な記録は残していないのでわかりませんが、おそらくこれが初めて誕生した改変ルールだと思います。

その名も、「数学用語限定ワードスナイパー」。

名前の通り、「お題」を無視し、出された「平仮名」を頭文字にする数学用語を次々答えていくゲームです。

「そ」なら「素数」、「い」なら「位相」といった具合ですね。

そしておそらく、この中で誰かが、数学者の名前を言ったのでしょう。「が行」で「ガウス」とか、「ゆ」で「ユークリッド」とか、そんなところだと思います。

その結果誕生したのが、次のルールです。

 

§3.数学者限定ワードスナイパー

数学用語縛りをやったので、今度は数学者縛りです。

「め」なら「メビウス」、「こ」なら「コーシー」、「わ」なら「ワイエルシュトラス」といった具合に、平仮名によってはマニアックな数学者の名前が出てきました。

うろ覚えですが、たしかこれを初めてやったとき、素数大富豪考案者にしてガチ数学徒のせきゅーんさんがいらっしゃり、一般的にはマイナーな数学者の名前を次々出していった記憶があります。

 

今にして思えば、ここまでは平和でした。

 

我々が本当におかしくなっていったのは、ここからです。

 

§4.数学用語限定ワードスナイパー「お題編」

誰が思いついたか、今となっては全くわかりません。

でも、確かに誰かが言ったのです。

「数学用語限定って、『お題』の方でもできないかな?」

と――。

 

いやいやそんなことできないでしょう、ときっと誰もが思いました。だって「お題」は、「とがったもの」とか「キッチン用品」とかなのですから。

数学で「とがったもの」とか「キッチン用品」とかありますか??

 

しかし、ここは数学デー。一見無理そうなものでも、試しにやってみる性根の人達が集まっています。

なので、やってみました。

そしたら、できました。

なんと我々は、「お題」に合う数学用語をすべて見つけることができたのです。

「とがったもの」は「円錐」、「キッチン用品」は「メンガーのスポンジ」。

「冷たいもの」は「こうり(公理・氷)」、「都道府県」は「京都賞」、「鳥」は「鳩ノ巣原理」、「植物」は「木」*2

ストレートなものもあれば大喜利的なものもありましたが、とにかく、我々は「お題」をすべて攻略できたのです。

そのとき、我々は思いました。

このゲームは、まだまだ深化する、と。

 

そして我々は、深淵へと潜っていくことになったのです。

(なお、これ以降のルールタイトルは、すべて語尾に「ワードスナイパー」をつけると語呂が良くなります)

 

§5.「含まれる」または「終わる」

ここからは、時系列とは無関係に、私が思い出した順に書いていきます。

このルールは、比較的まともです。

与えられた「平仮名」が、単語のどこかに含まれればOK、というルールです。この派生として、「その文字で終わる単語限定」もありました。

たとえば、「と」を含む「冷たいもの」で、「冷凍食品(れいうしょくひん)」とかですね。

 

§6.文字数指定

これもわかりやすいですね。トランプもしくはサイコロを一緒に使います。カードをめくると同時にトランプをめくるもしくはサイコロを振り、出た数を文字数とするゲームです。

サイコロは6までしかありませんが、トランプだと13まであるので、結構大変です。

このルールでは、「お題」と「平仮名」を使う場合もあれば、片方だけを使う場合もあります。

今まで出た中で最高難度だった出題は、「お題」が「四字熟語」で文字数が「1」。そう、「一文字の四字熟語を答えよ」という出題で、当然誰も答えられませんでした。

(ちなみにこれは、のちになって「無理難題」という解が与えられました)

 

§7.存在しない言葉(わっぱいぬゲーム)

存在する言葉ばかり使っていたので、やりたくなったのは「存在しない言葉限定」ワードスナイパーです。

ただし、適当なことを言ってはいけません。ちゃんとお題に沿った(と感じる)言葉を言う必要があります。

何が出たかは、今となっては覚えていません。まあ、とにかく色々なものが出たのでしょう。

 

ちなみに、「存在しない言葉限定」はワードスナイパーだけでなく、ワードバスケットというよく似たタイトルのゲームでもよく行われました。

これは平仮名が書かれたカードを使ってしりとりをするゲームで、本来は存在する言葉だけでやるゲームですが(当然です)、たまに存在しない言葉でやっていました。

そんな中で登場した単語が、「わっぱいぬ」。

たぶん、犬です。

このおかげで、「存在しない言葉限定ワードスナイパー」でも、チャンスさえあれば「わっぱ犬」がコールされることになりました。

わっぱ犬はいまでも、ワードスナイパーや他の言葉ゲームをやるときにしばしば登場します。*3

 

 

§8.人名限定(湯島抜け作ゲーム)

これも比較的まともなルールです。カードを二枚めくり、二つの「平仮名」をイニシャルに持つような実在の人名を答えるゲームです。

「な」と「そ」で「夏目漱石」とか、「ちゃ、ちゅ、ちょ」と「は」で「猪八戒」とかですね*4

 

ところで、ワードスナイパーはいつもスラスラと答えが出てくるわけではありません。「誰も答えられずに場が硬直する瞬間」が、何度も発生します。

人名限定ワードスナイパーでも、それは起こりました。

「ゆ」と「ぬ」です。

「ゆ」はまだしも、「ぬ」をイニシャルに持つような名前が、なかなか思いつきませんでした。

「『ゆ』の付く苗字と言えば『湯島』かなぁ」
「でも『ぬ』が付く名前って何?」
「うーん……『抜け作』とか」
「え、つまり……湯島抜け作?」

こうして誕生したのが、謎の人物「湯島抜け作」。

しかしこの名前が出たとき、ある人物*5が言いました。

 

「湯島抜け作? 知ってる知ってる。日本人で初めてアメリカ大陸を横断した人でしょ
「名前の割にすごいことやってんな抜け作」

 

この会話がきっかけとなり、このルールは「湯島抜け作ゲーム」と呼ばれるようになりました。

存在する人名を答えるゲームが、存在しない人物の名前で呼ばれているのは、だいぶ愉快だと思うのですがどうでしょう?

 

§9.用語限定ワードスナイパー

既に紹介した通り、我々は「数学用語限定ワードスナイパー」からルールを改変し始めたのですが、のちに他の用語限定でもやりました。基本的には、何でもできるのです。

§9.1.四字熟語限定

「お題」でも「平仮名」でも可能ですが、めくって出てきたものに合う四字熟語を答えるゲームです。平仮名の方が難易度は低いでしょう。

お題では、「白いもの」なら「顔面蒼白」、「動作を表す言葉」なら「右往左往」といった具合です。「なんとなくお題に沿う四字熟語」を答えられればOK。

ちなみに、ワードスナイパーのお題には「四字熟語」があります。四字熟語限定で四字熟語……つまり、なんでもありですね。ここだけ反射神経ゲームになります。

§9.2.エモい言葉限定

これも同様に、エモいとされる言葉を答えます。エモいかどうかの判断は、参加者の空気で決まります。うまく空気を読みましょう。

「鳥」なら「極楽鳥」、「目に見えないもの」なら「愛」とかでしょうか?

§9.3.物語のタイトル限定

同様に、物語のタイトルでもできます。「歴史人物」なら「竜馬がゆく」、「黄色いもの」なら「檸檬」など。「お題」でも「平仮名」でも可能です。

ちなみに、「物語のタイトル」もワードスナイパーのお題にあります。なんでもありにしても良いですし、ちょっとひねって、作中作のタイトルやパロディのタイトルを答えると面白いかもしれません。つまり、「物語のタイトルが付けられた物語のタイトルを答える」ということですね。

§9.4.新聞紙用語限定

どうしてこれが誕生したのかを説明するのはとても難しいのですが、全く別の言葉ゲームをやっているときに、回答が「しんぶんし」になったことがありました。

ずっと同じ人が「しんぶんし」と答え続けていたがために、なんとなくそれがネタとして定着。やがて、他のゲームへ飛び火しました。

そうして誕生したのが、新聞紙用語限定ワードスナイパーです。

ただのおバカゲーです。

「電化製品」なら「テレビ欄」、「職業」なら「新聞記者」、「身に付けるもの」なら「新聞紙で折った兜」といった具合ですね。

これも、お題だけでなく平仮名でもできます。

「ゆ」なら「夕刊」、「しゃ、しゅ、しょ」なら「社長限定新聞紙」、「こ」なら「高級な新聞紙」などが出ました。

もう一度言いますがただのおバカゲーです。考えたら負けです。

 

§10.「お題」×2

これは割と初期に発生したものだったと記憶しています。「お題」を二枚めくり、その両方を満たすものを答える、というルールです。

例えば「学校で使うもの」と「黄色いもの」をめくったら、「通学帽」とか。
「四角いもの」と「スイーツ」だったら、「ティラミス」とか。

私が感動した回答は、「楽器」と「乗り物」。

どう考えても全くの別物ですが、実はそのものずばりの回答があります。

そうです、ヤマハです!

楽器も乗り物も手掛ける超有名企業を答えるなんて、滅茶苦茶センスいいですよね。

 

§11.お題決め

「平仮名」を三枚めくり、その三枚すべてに当てはまる「お題」と「回答」を答える、というルールです。

ここでいう「お題」は、ワードスナイパーに出てくるものでなくても構いません。自分でオリジナルのお題を考えてよいです。

例えば、めくったのが「た」「へ」「い」だったとしましょう。

そしたら、こう答えます。

「お題『十二支』、『たつ』『へび』『いのしし』」

初めは難しいかなと思いましたが、やってみると絶妙な難易度で、盛り上がりました。

みんな割と、「二枚までは思いつくけど、残り一枚がなかなか思いつかない……」と悩んでいる間に、他の人に同じお題で取られる、ということが何度も起こりました。

お題は自由に決められるのに、お題が被るのは何とも不思議でしたね。

 

§12.お題当て

これはチーム戦で行うルールで、「出題チーム」と「解答チーム」に分かれて行います。

簡単に言うと、出題チームが決めた「お題」を当てられれば解答チームの勝ち、そうでなければ出題チームの勝ち、というゲームです。

まず出題チームが「お題」を決めます。そしてその「お題」に沿って、出た「平仮名」を頭文字にする単語を答えていきます。解答チームは、出題チームのプレイを見て、「お題」が何かを当てるのです。

なお、解答チームはプレイに参加することができます。「お題」が何かわからない状態で、「なんとなくこれかな?」と思うものを答えていき、少しずつ「お題」に近付いていくのです。

我々が実際にやったときは、お題が「お金で買えないもの」でした。

私は解答チームだったのですが、素直に難しかったです。最初の回答が「愛」、次の回答が「コートジボワール」だったので、終盤まで全く共通点が見つけ出せませんでした。

ちなみに、途中で「お題」が分かった私は、「ひ」に対して「ひでんマシン」と答えました。うまくないですか??

 

§13.「場合による」

ワードスナイパーをやっていると、「場合によってはそうだけど……」となってピタリ賞とならないことがあります。

ならいっそのこと「場合によってそうなる言葉」限定のワードスナイパーをやろう、となったのがこのルールです。

例えば「み」で始まる「防災用品」なら、「水」(水は場合によって防災用品だったりそうじゃなかったりする)とか。

「あ」で始まる「調味料」なら、「愛」(愛は場合によって調味料だったりそうじゃなかったりする)とか。

特に盛り上がったのは、「し」で始まる「黄色いもの」。

この答えは、「信号機」

たしかに場合によって黄色い……!!

なおこのルールは「平仮名」と「お題」を使うとかなり難しいので、「お題」だけでやるのがオススメです。

 

§14.「ちょっと違う」

これもまたワードスナイパーあるあるなのですが、ワードスナイパーをやっていると「だいたい合ってるけどちょっと違うなぁ」となることが多々あります。

そこで始まったのが「ちょっと違う言葉」限定のワードスナイパーです。

そのものズバリを言ってはいけず、ちょっと違うものを言わなくてはなりません。

「う」で始まる「動作を表す言葉」は「動かない」。

「ら」で始まる「丸いもの」は「ラグビーボール」。

「へ」で始まる「人間の体の一部」は「へその緒」。

なんとなくだいたい合ってるけどちょっと違うなぁ、という点を狙うのがポイントです。

こちらも「平仮名」と「お題」を使うとかなり難しいので、「お題」だけでやるのがオススメです。

 

§15.トポロメモリー

トポロメモリーというボードゲームがあります。「トポロジー」という数学の分野から着想を得て作られたゲームです。

ルールはこちら。

topolomemory.banso.tokyo

 

数学デーにこのカードが持ち込まれた当日。 

これはワードスナイパーと組み合わせられるんじゃないか?

と誰かが言い出しました。

なので、やってみました。

できました。

 

トポロメモリーのカードには、様々な絵や記号、文字が書かれています。

ワードスナイパーの「お題」と、トポロメモリーのイラストを見て、「お題とイラストから連想される何か」もしくは「イラストとトポロジカルに同じでお題に沿うもの」を答えていくのです。

例えばワードスナイパーが「細長いもの」、トポロメモリーが「コーヒーカップ」だったとしましょう。

この場合、コーヒーカップと同相な細長いもの……「ちくわ」などが正解になります。

見た目ではなく、文字で同相になっても構いません。

ワードスナイパーが「和食」、トポロメモリーが「:D」だったとします。

このとき、文字が「:D」と同相な「和食」……「のリ」などが正解になります(「の」は丸がひとつなので「D」と同相、「リ」は二つの部分に分かれているので「:」と同相です)。

 

自分が一生懸命トポロジカルなものを考えている間に、他の人に連想ネタで取られる……ということが、とてもよくあります。どっちを優先的に考えるかが、勝負の決め手になりそうでした。

 

§16.何が出ても「新聞紙」って言えばいい

これが最も意味がわからないルールです。

我々はワードスナイパーをやり過ぎました。

やり過ぎたため、「ワードスナイパーあるある」が身に沁みついてしまいました。

そのため、「もう何でもいいから何か単語を言って、『ワードスナイパーっぽい演技』をする遊び」にまで行きついてしまいました。

そして、こうなりました。

彼らが何をやっているか、わかるでしょうか?

私はわかりません。

まあ、でも、楽しかったです。

 

 

§ 終わりに

以上、16個のルールを紹介しました。

実際にはこれ以外にも色んなルールが誕生しましたが、とても書ききれないのでここまでとしましょう。

これほどまで遊びつくせるゲーム「ワードスナイパー」を作ってくださったリゴレ様には、感謝してもしきれません。

この場を借りてお礼申し上げるとともに、宣伝いたします。皆さんもぜひ、リゴレ様の「ワードスナイパー」を買いましょう!

rigoler.wixsite.com

(ちなみに私はこれまで一度もリゴレ様に足を運んだことがありませんが、近日中に訪れる予定です)

*1:「煤(すす)」とか。

*2:グラフ理論という分野で、ひとつながりでループのないグラフを「木」と呼ぶ。

*3:もう一つ印象深い言葉は「テナガザル養成所」です。どんな養成所なんだ……。

*4:私はこのとき知ったのですが、猪八戒は「猪」が苗字で「八戒」が名前だそうです。

*5:私です。

数学デーについて

この記事は、数学デー Advent Calendar 2019 の第1日目の記事です。 

 

人は群れる生き物です。

特に、同じ趣味の人間同士はよく群れて、一緒に遊んだりします。

SNS等が発展した昨今では、同じ趣味の人間を簡単に見つけられるようになりました。そこでグループが形成されれば、オフ会が発生してリアルで会うこともできます。

 

SNS上でのやり取りも、リアルでのやり取りも、どちらにもメリットがあります。おまけに、一方のメリットは、他方では享受しにくいものだったりします。

すると、はじめは年数回の会合だったものが、いずれそれだけでは満足できなくなるでしょう。会うことで得られるメリットを欲するようになるからです。

やがて回数が増え、年数回が月一回、月数回、そして週一回から週二回へと増えてきます。

 

それが、数学デーです。

 

この記事では、私が主催するイベント「数学デー」とはどのようなものであるかを、運営視点で紹介したいと思います。

 

§1.数学デーで何をしているのか

数学デーとは、「数学好きまたは数学好きでない人が集まる部室みたいなやつ」をコンセプトに、週二回(水・金)、都内で開催しているイベントです。

基本的にはどなたでも参加OKですが、実際には数学が好きな人達がたくさん集まっています。ただ、数学を専門としている人は少数派で、多くは趣味で数学をしている方々です(中には普段は全く数学をしていない方もいるようです。そういう方も大歓迎です)。

 

数学デーでは、名前の通り数学の話をすることもありますし、数学とは全く関係のない話をすることもあります。最近は、ボードゲームなどで遊ぶことも多いです。

たいていの話題はその日一回こっきりで終わってしまいますが、場合によっては何週間にも渡って議論され続けることもあります。

 

最近出た話題には、例えばこんなものがあります。

  • あみだくじの確率を行列で計算する*1
  • 球面上での〇×ゲーム*2
  • 四次元世界での惑星の運動*3
  • 分数を拡張した巴数*4

数学が(あまり)関係ない話題としては、こんなものがあります。

  • 円周率を文章に変換する*5
  • 「部分的に黒いポケットに入った猫が描かれたTシャツを着た人」は何通りに解釈できるか*6
  • 人間論理回路*7
  • 改造版ワードスナイパー*8

 私個人としては、「頭の良い人達が全力でバカなことをやっている場」と評しています。

 

§2.数学デーで何をしたいのか

ここまで、何をしているのかを話しました。

では、私はそもそも、ここで何をしたいのでしょうか。

冒頭に書いた通り、人は群れる生き物です。特に、同じ趣味、同じ感性の人達で集まりたがる傾向があります。

私が作りたいのは、まさに、数学を趣味とする人が集まれる場です。

集まって何をするかは、特に決めません。でも、数学好きが集まっているので、自然と数学や数学っぽい話をすることになります。その内容については、上述の通りです。

 

これまでのところ、私の目論見通りに進んでいます。

いえ、むしろ、目論見以上に進んでいます。

初めは週一だったイベントが週二になり、最近は大阪や福島、横浜などにも飛び火しています。

目指せ全国、です。

特筆すべきは、都外での開催はすべて我々の手によるものではなく、数学デーの活動を見て影響された有志による実施だという点です。

まさにこれは、私が待ち望んでいた展開です。

私が作りたいのは、数学好きが集まれる場です。

そして数学好きは、東京都にしかいないわけではありません。全国に、全世界にいます。

でも、私の体はひとつです。全世界で数学デーを開催するのは物理的に不可能です。

そこで、「我々の活動は誰でも真似していいです」「むしろ真似してください」と発信し続けることにしました。そうすれば、いずれ様々な場所で数学デーが開催されるだろうと考えたからです。

その予想通り、現在は大阪で定期的に開催されていますし、埼玉などでも不定期に開催されるようになりました。

この発信は、これからも続けるつもりです。そうして、私の与り知らぬところで勝手にぽんぽん数学デーが誕生したら素敵なことだと思います。もしかしたら、既に海外でそうなっているかもしれません。情報ください。

 

そんなわけで、今日から始まる数学デーAdvent Calendar 2019では、数学が好きな人達が合計25本の記事を書いてくださいます。

ここも、ある意味で、数学好きが集まる場です。

皆さん、一緒に盛り上がっていきましょう。

*1:短いあみだくじでは、選ぶスタート位置によって、たどり着く確率の高いゴールと低いゴールができてしまう。では、無限に長いあみだくじの場合、この確率は一様になるか? 時々思い出したように議論した。

*2:平面上の3×3の〇×ゲームにおいて、二組の対辺をそれぞれ上下(左右)反転させて繋げれば、球面上の〇×ゲームの格子になる。が、その形がどうしても描けないので、みんなであれこれ頑張った。

*3:三次元世界の立体は回転軸が一本しかないが、四次元世界では二本の回転軸(正確には二枚の回転面)が存在する。そのような世界の惑星は、どんな公転と自転をするのか? その惑星から見た太陽はどんな動きをするのか?

*4:分数 \frac{a}{b}は、 ab^ {-1}と書ける。これを拡張して、 ab^ {\omega}c^ {\omega ^ {2}}とした数を巴数と呼ぼう。このような数の演算はどうなるだろう?

*5:1~9,0を、それぞれ「あ行」~「ら行」「わ、を、ん」に対応させ、文章を作る。3.1415926535... は「さ、江戸稲荷、カバのすね、…」となる。

*6:「部分的に黒い」のはポケットなのか猫なのかTシャツなのか人なのかで、何通りにも解釈できる。また、部分的に黒いのか部分的に入っているのか部分的にTシャツを着ているのか部分的に人なのかでも解釈の余地がある。それらを列挙し数え上げた。

*7:「両肩を叩かれたときだけ前の人の肩を叩く『and人間』」や「少なくとも一方の肩を叩かれたときに前の人の肩を叩く『or人間』」などと役割分担をし、数人で協力して論理回路を作った。二桁の二進数の足し算は成功した。

*8:ワードスナイパーというカードゲームがあるのだが、それが何故か数学デーで大流行している。ただし本来のルール通りには遊んでおらず、様々な遊び方を毎週のように考案して遊んでいる。数学デーAdventCalendarの2日目の記事で詳しく紹介する。

Advent Calendar用にブログを開設しました

去年までアドベントカレンダーの記事は、ニコニコ動画の「ブロマガ」に書いていたのですが、あまりにも使いにくかったので今年からこっちで書くことにしました。

こちらの書きやすさは、既に別のブログで実感済みなので。

せっかくなのでアドカレ以外にも思い付いたことを書いていくブログにしようと思います。

Twitterだと書きにくいこととか。

あまり読者の目を気にせず書いていきます。