萌えと科学とブラックジョーク
この記事は、MOSAIC.WAV Advent Calendar 2020 の18日目の記事です。
突然ですが私は、
萌え
と
科学
と
ブラックジョーク
が大好きです。
好きだと表明するには社会的障壁が高い趣味なのであまり大っぴらにはしていないのですが、大好きです。いつから好きかと聞かれると、たぶん物心ついたときからで、中学生のときは駒井悠の『そんな奴ァいねぇ!!』が好きでした*1。大学生のときはにざかなの『B.B.JOKER』にハマってました*2。
そんな私が、大学時代にハマっていたアーティストがいます。
それが、MOSAIC.WAVです。
このアーティストはギターとボーカルの二人組で、一言でいえば、
萌えと科学とブラックジョークをふんだんに取り入れた音楽グループ
であり、まさに私のために存在するようなグループです。
この記事では、MOSAIC.WAVの好きなところを、時間の許す限り語りたいと思います*3。
ただ、実はハマっていたのは約10年前の大学時代で、卒業後はあまり聞かなくなってしまいました*4。なのでここで書くことは約10年前までの情報が中心となります。ただ、最近また気になり始め、もうじきニューアルバムも出るそうなので、チェックを再開したところです*5。
§1.萌え
MOSAIC.WAVは、萌えを全面に押し出したグループです。何しろ標榜している音楽ジャンルが「アキバポップ」です。J-POPではなく、AKIBA-POP。萌えの聖地アキバの音楽なのです!
そのことは、ジャケットを見れば一目同然です。たとえばこんな感じ。
八重歯! ゴスロリ! ガーター! パンチラ! ロリ! ツインテ! 金髪!*6
「いかにも」な特徴をこれでもかと付与したキャラクターが、ジャケットの中央を飾っているのです。
そしてMOSAIC.WAVのすごいところは、これらのキャラクターが単にジャケットを飾っているだけではないという点です。
なんと多くの楽曲が、「このキャラクター達が歌っている」という設定で作りこまれているのです*7。そこではボーカルのみ~こは姿を消し、まるで役者が存在しない人物を生み出すがごとく、存在しないはずのキャラクターの心情を、行動を、歌い上げているのです。しかも楽曲ごとに全然違う声で歌うので、本当にそのキャラが歌っている感じがより強化されます*8。
たとえば、一番上にあげた「ギリギリ科学少女ふぉるしぃ」。このジャケットの少女は「ふぉるしぃ」という名で、歌の内容から科学者兼工学者のような人物だと推測されます。歌の内容についてはあとの章で触れますが、この少女について説明すると、
利益のためなら科学的に間違ったことでも平気でやらかす科学者
です。そして本人にこのような指摘をすると、
「お金のためじゃないの! 研究のために必要な資金を集めてるだけなの!」
と反論してくるんだろうなぁ、と簡単に予想できます。キャラの行動を予想できるということは、それだけキャラが尖がってるということです。すごい*9。
またMOSAIC.WAVは、こうして楽曲のために生み出したキャラクターを、決して一曲だけの使い捨てにしません。ここにとても好感が持てます。たとえばMOSAIC.WAVの公式Webサイトのトップページには、ふぉるしぃがいます。
真ん中にいるのは「リスク」という名前の魔法少女で、魔法という名のコンピュータウイルスを扱う子です。「あなたのことを知りたいの」とか言いながらコンピュータウイルスを送り付けて個人情報を流出させるような子です*10。
リスクはアルバムCDのセンターも飾りました。MOSAIC.WAVの看板娘の一人なんですね。
We Love AKIBA-Pop!!|MOSAIC.WAV
そしてキャラクターを大切にするMOSAIC.WAVが到達した極致の一つが、デビュー10周年記念に出したこちらのアルバムです。
Astronomical Φ AKIBA-POP!!|MOSAIC.WAV
「え? キャラクターが一人も描かれていないシックなジャケットでは?」と思うかもしれませんが、内容を侮ってはいけません。
なんとこのアルバムには、これまでに登場したキャラクターたちが一堂に集い、誰が一番人気かを決めるためにアピール合戦を行う、という設定の8分を超えるメドレーが収録されているのです!!*11
まるでスマブラ、それも亜空の使者です*12。それぞれのキャラクターの曲がメドレー形式で繋げられ、印象的な設定や歌詞がものの見事に掛け合いとして成立し、ひとつの楽曲になっているのです*13*14。
MOSAIC.WAVにハマっていた当時の私は、「もしMOSAIC.WAVのキャラクターが集まったら、こんな会話をするんだろうなぁ」とよく妄想していたのですが、まさにその妄想通りの、いや妄想以上の化物のような楽曲が公式から提供されたのです。まさに公式が最大手。
この歌については、mkさんによるアドベントカレンダーの11日目の記事にも詳しく書かれていますので、ご一読ください。
ちなみに私が特に好きなキャラは、科学少女ふぉるしぃと、迷惑メーリングGIRLのメーリンです。この二人については、あとの章でも語りましょう。
§2.科学
MOSAIC.WAVは時折、サイエンスやエンジニアリングをテーマにした楽曲を歌います。
既に紹介した「ギリギリ科学少女ふぉるしぃ」なんて、名前からして「科学」から入っています。そしてこの歌は、科学の歌……ではなく、疑似科学の歌です*15。
疑似科学とは、科学のような見た目をしつつ、科学的な手法が全く使われていないような言説のことを指します。
有名なのは、血液型性格診断です。「O型はおおらか」「A型は几帳面」などは一見科学的な主張のように見えつつ、その根拠は科学的には信頼できません。これは「血液型が性格に影響を与える理由がわかっていない」という意味ではなく、「そもそも血液型と性格の間に関係がある、というデータが何度やっても得られない」という意味です。
こうした疑似科学は世の中に氾濫しており、それらのあるあるネタを歌ったのが「ふぉるしぃ」です。
歌詞の一部を引用しましょう。
2日で合計30時間 MOSAIC.WAVを聞かせ続けたら
苦痛を訴え始めたのでAKIBA-POPは有害です
そりゃそうだ、と言いたくなる主張ですが、疑似科学にはマジでこういうものがたくさんあります*16。
「ふぉるしぃ」はCDのデザインも凝っています。こんなイラストなのです。
CDをプレイヤーに入れて回せば、あなたの家でも永久機関が回り出す!
なんてお洒落なジョークでしょうwww
そして何を隠そう、私が初めて出会ったMOSAIC.WAVの歌が、「ギリギリ科学少女ふぉるしぃ」でした。
ニコニコ動画に会員登録したばかりの頃、適当に「科学」で検索した結果ヒットしたのがこの楽曲*18。さっそく聞いてみて、一瞬で虜になりました。
「何この歌、面白いwwww」
と大爆笑したのです*19。
そして、「このグループ、ほかにどんな歌を歌ってるんだろう?」と気になって検索し、出会ったのが「電気の恋人 /* I am Programmer's Song */」です。
この瞬間恋に落ちました。
いやもう、ほんとに素晴らしいのです。
歌の主人公は、プログラマーの「僕」。彼が自分の子供時代を回想している歌です。
コンピュータとの初めての出会いは、パパの部屋にやってきた「黒い箱」。その真っ黒な画面に「konnnichiwa」と書き込むと、「Syntax Error」と表示される。なんだかさっぱりわからないけれど、どうやらこれは「未来の箱」らしいと知り、図書館で買ってきたプログラミングの本を片手に、一行ずつコードを書いていく……。
1番はこのように過去の回想、そして2番で「当時夢見た未来社会」が描かれます。そこはいわゆるレトロフューチャーな世界。人とロボットが共存し、チューブの中を光速で移動するような世界です。そんな世界で、ロボットに過去のコンピュータについて教えます。USBメモリもスマホもない時代、紙テープにデータを保存していた時代。そんな時代があったのだよ、と。
しかし、実際にはそんな未来はやってきていません。だけどそれは、決して残念に思うことでもありません。インターネット社会となった今でも、私達はまだすべてを知っているわけではありません。私達にはまだまだ未来があり、夢と科学でそれを切り拓いていけるのです。
……という歌です。
めっちゃいいのです。感動するのです。過去を懐かしみつつ、自分でもっとよい未来を作ろうとする、その姿勢がとても好きなのです。
一部歌詞を引用しておきます。
携帯・ネット・デスクトップ・ノートブック ない生活はもう信じられない
けれども昔の人は立派さ 8bitで月まで飛んだよ*20
2003年4月7日に 未来のロボが生まれなくても
2112年9月3日は まだまだわからないのさ*21
「こんな、科学愛、工学愛に満ちた歌を歌うグループがあるのか!!」と感動し、それからMOSAIC.WAVのCDを買いあさるようになりました。
他にはこんな楽曲があります。詳しくは語りませんが、どれもめちゃくちゃいいので、気になるワードがあるものは聞いてみてください。
・機械クリオネ
クリオネを見て感動した少年が、大きくなり、クリオネのロボットを作ろうとする歌。しっとりとしたバラードです。
・七三値ぱすかはダイスを振らない!
確率の歌。ソシャゲのガチャや「コンコルド問題」などが登場します*23。
・量子コンピュータガール
擬人化(美少女化)した量子コンピュータが主人公の歌。デートコースの最短経路を計算してくれたりします*24。
・フォトンベルト観光ホテル
宇宙空間(?)に浮かぶホテルの滅亡の歌。「銀河系トマソン」「無軌道エレベータ」など宇宙っぽい不思議な用語がたくさん出てきて楽しい。
・キミは何テラバイト?
コンピュータから人間へのラブソング。人間を動かす1400ccに憧れて、少しずつ記憶容量を増やすコンピュータの女の子が主人公です*25。
・100ネンゴノキミヘ
およそ100年後に生まれるであろうロボットへ捧げられた歌。幼いころから一緒に育ったあのロボット。不思議な冒険を一緒にしたあのロボット。でも私達には、その誕生日を祝うことすらできない、という歌です*26。
・スーパータピオカンデ *27
タピオカの質量を測定しようとする科学者の歌。「タピオカには意外とカロリーがある」という話と「スーパーカミオカンデでニュートリノの質量を測定できた」という話を掛け合わせた歌です。この発想力、天才か??*28
などなど、たくさんあります。また科学について直接歌った楽曲でなくとも、「なんとなく雰囲気がサイエンスっぽい」という楽曲が多数あります。
もう、その雰囲気が好き。やばい。
そんな科学工学が好きな音楽グループが、初音ミクをはじめとするVOCALOIDに手を出さないはずがなく、自分たちの曲をボカロにカバーさせたり、ボカロと掛け合いをしたりするアルバムも出しています。
これに収録されている「Mimic me.」が、私的MOSAIC.WAVの好きな楽曲ベスト3に入ります(科学の歌ではありませんが)。
とにかく歌詞がものすごいです。これについては公式がツイートしています。
言葉遊びがすごい、壮大な曲はこちらです。
— MOSAIC.WAV (@mosaicwav) 2020年12月14日
♪a-嗚呼 まばらなカラー あざやかな技はまだ
i-息に ピッチ しきりに気にし PCに意識導き
u-映る 憂鬱 つむぐループ 浮遊するグルーヴ
e-絵 愛でて照れて 変ね えへへ
「Heartsnative」収録曲「Mimic me」https://t.co/bPsMq6jpH4 https://t.co/D44P13RYea
こんな調子で、母音の統一されたフレーズが楽曲全体で続くのです。
そして途中で一か所だけそのルールを破る箇所があり、その歌詞がこれ。
君が生まれたときから いくつの音が通り抜けた
聞いて真似して覚えた言葉 なんに使っている?(引用:Mimic me|MOSAIC.WAV)
エモい。 好きだ。
言葉は大切にしたいですね。
§3.ブラックジョーク
エモい歌から一転してブラックな歌を取り上げます。
ここまでの中でも既にブラックな歌詞がとこどころありましたが、MOSAIC.WAVはしばしばブラックジョークをぶっこんできます。
たとえば、こちらの楽曲。
本日三回目の登場、「ギリギリ科学少女ふぉるしぃ」!
そうです、「ふぉるしぃ」という楽曲は、私の好きな萌えと科学とブラックジョークを一曲で全部カバーした曲なのです。そりゃぁ惚れるってもんです。
既に紹介した通り、「ふぉるしぃ」は疑似科学を面白おかしく歌った歌です。実際に存在する有名な疑似科学を彷彿とさせる歌詞も登場します。こんなのです。
お気に入りのキャラのカップで飲んだら水がおいしかったので
水にも萌えが分かります
なんのことだかわかるでしょうか? これは、「水からの伝言」と呼ばれる有名な疑似科学です。水に「ありがとう」などの「良い言葉」を投げかけると綺麗な結晶ができ、「ばか」などの「悪い言葉」を投げかけると汚い結晶ができるという、トンデモ理論です。
そして「ふぉるしぃ」は、こんな歌詞で締めくくられます。
「救いを求める一般市民に科学はなにもしてくれない」と
サプリを摂りつつblogにアップ
こういう人、Twitterによくいますよね。
もうひとつブラックジョークとして好きなのが、「迷惑メーリングGIRL」です。
これは迷惑メールの歌で、「迷惑メールを送ってきている女の子がいる」という設定のもと、メールを送られまくっている男の子を主人公にした歌です。
まずすごいのが、歌詞カードが迷惑メールのフォーマットになっていることです。
例えば、こんな歌詞が書いてあるのです。
★ 登 録 無 料 ! 退 会 自 由 ! ★
★ 期 待 度 100% 本 気 MAX ! ★
歌詞とは思えない。
さらに2番の直後には、有名な迷惑メール(というものが昔はあったのです)の文面が矢継ぎ早にセリフとして流れます。
「主人がオオアリクイに殺されてから、1年が経ちました」「ビル・ゲイツです」「面倒を飛ばして、即シませんか?」「なんで連絡くださらないんですか!? あなた、アリクイなんですか!? アリクイじゃないなら、連絡ください!!!」
ああ、全部見たことがある*29。
MOSAIC.WAVにかかれば、ラブソングもブラックジョークになります。
クラスの男の子に猛烈アタックする女の子が主人公の「Love Cheat!」では、
ちょっとぐらいならイ・カ・サ・マジック
恋愛的にはアリなのですよ!
だってだって正直なハナシ
まじめなルートは飽きたもん
いきなり泣いてみたり
ハデに転んでみたり
よそ見して体当たり
実は計算通り!?
MOSAIC.WAVにはブラックジョークの他、次のような方向性のジョークもあります。むしろMOSAIC.WAVに登場する頻度としては、こちらの方が上でしょう。
その方向性で私が好きな歌の一つは、「シリーシンフォニー」です。1番のサビはこんな歌詞です。
君のラブコール
まるでアルコール
頭がくらくら するのがわかるよ(引用:シリーシンフォニー|MOSAIC.WAV)
まぁなんか普通のラブソングかな、と思いきや、これが2番ではこう変わります。
このラブコール
まるでスコール
体を濡らして いくのがわかるよ
ねえアンコール
してもいいにゃにゃ?
奥がずきずき してるのわかる?(引用:シリーシンフォニー|MOSAIC.WAV)
ド下ネタです。初めてこの歌を聞いたとき、ここで吹き出しました。ここまでは、「なんか違和感あるけどただのラブソングかな?」と思っていたからです。
MOSAIC.WAVは、こういうエロネタがめちゃくちゃ多いです。
この方向性でもうひとつ好きなのは、「きみにおねがい!セキュリティ」です。出だしからもうヤバいです。
検索! カラダ中
まだ 恋は 未検出
奥まで 診てくれたら もう HAPPY!
あるときソイツに まっしろにされたらどうしよう?
その前に キミのまっしろで包んで
「恋の病」をコンピュータウイルスの感染に見立てた歌なのですが、なぜか一足飛びにS〇Xが行われます*31。
出だしは「まだ恋は未検出」ですが、「恋に感染」するとこうなります。
注入! カラダ中
まだ 恋は 初期症状
飲み込んで キミに備わるセキュリティ
注入! I want you
ほら 隠しフォルダまで
お薬出してくれたら うれしい!
お薬ってなんのことでしょうね。
§4.おわりに
10年ぶりにMOSAIC.WAVを聞き、10年ぶりにMOSAIC.WAVに思いを馳せ、学生時代に戻ったような気分になり、深夜テンションで一気に書きました。まさかこんなに長くなるとは*32。
正直MOSAIC.WAVについてはまだまだ語り足りないのですが、このあたりで終わりにしましょう。この記事では「萌えと科学とブラックジョーク」に焦点を当ててMOSAIC.WAVを紹介しましたが、MOSAIC.WAVにはまだまだ色んな方向性の楽曲があります。「色々やってる」というのも、MOSAIC.WAVの魅力のひとつでしょう。
*1:毒物やら語源やらの雑学がわんさか出てくる四コマギャグ漫画。4コマ目で常識人キャラがひどい目にあったり、ドン引きしたりするのがお決まり。
*2:何が目的なのかわからない悪の組織とか、恋人に下ネタを聞かされ続ける女子高生とか、ひたすら不幸な目に遭う女子大生とかが出てくる不条理四コマ漫画。最終話に向けて、それまで無関係だった登場人物同士が徐々にリンクしていく展開が、群像劇としてもレベルが高い。
*3:〆切までに書き切れるだけ書く、という意味。
*4:音楽を聴くという習慣自体がなくなっていったため。
*5:ひとまず、このアドベントカレンダーの記事を巡回している。他の方々の記事を読む限り、私の知るMOSAIC.WAVは今なお健在のようだ。
*6:下乳! へそチラ! 太もも! ありえない構造の服!!
*7:すべての楽曲というわけではい。逆にジャケットに描かれていないカップリング曲のキャラクターがやたらと作りこまれていることもある。例えば「迷惑メーリングGIRL」のカップリング曲「あなたの隣のバンパイア」は、乙女心全開の蚊視点の歌である。
*8:中でも特徴的なのは「三つ巴-motion ~ triangular fight」である。3人の少女がキャットファイトする歌なのだが、なんと全員声が違うのである! もちろん、歌っているのはボーカルのみ~こ一人だ。
*9:まあ、別にMOSAIC.WAVに限らず、歌に「主人公」がいて、その人物の心情が歌い上げられるのは珍しくもなんともないのだが。しかしそれを萌えキャラに特化したのは、MOSAIC.WAVのアイデンティティと呼んで差し支えないだろう。
*10:歌の中では「クラック成功」と言っている。ハッキングしたようだ。
*11:初回限定盤の特典だが、現在でも中古で手に入る。
*12:スマブラは、色んなゲームのキャラクターが一堂に会し戦うアクションゲームシリーズ。亜空の使者はシリーズ3作目に収録されたストーリーモードのゲーム。単に「色んな人気キャラが一つのソフトに出演している」だけでなく、ストーリーの中で、それぞれのキャラが生き生きと動き、時に戦い時に協力する姿がとんでもなく魅力的なのだ。
*13:歌詞を変えてるならまだしも、元の歌詞のままで掛け合いが成立している箇所があるのがマジでヤバい。
*14:しかもほぼ一人で歌っている。こんなことをしても視聴者が混乱しないのは、全キャラの声が違うからである。
*15:だから「ギリギリ科学」なのだ。
*16:例えば「保存料は危険」「食品添加物は危険」といった主張には、この手の「根拠」が多い。そりゃぁ何百kgも食べたらどんな食べ物だって危険である。あらゆる食物は基本的には毒であり、我々が死なないのは少量しか食べないからだ。水だって飲みすぎれば中毒を起こし、最悪死に至る。
*17:一度動き始めたら永遠に動き続け、しかもそこからエネルギーを取り出すことができるような装置のこと。WikipediaにこのCDに描かれた絵と同じ永久機関が掲載されている。
*18:当時は著作権を無視したアップロード動画で溢れかえっていた。
*19:この歌の素晴らしい点は、歌詞の一番初めだけは科学的に正しいことを言っている点である。私はそこで「お、真面目な科学の歌だ!」と思ったら、続くフレーズで一気に落とされ、大爆笑した。
*20:人類を初めて月まで連れて行ったアポロ11号に搭載されたコンピュータは、たった8bitしか処理できなかった。あなたの持つスマホの方が高性能なのだ!
*21:2003年4月7日は鉄腕アトムの誕生日。2112年9月3日はドラえもんの誕生日。
*22:「電気の恋人」のリリース年は2004年であるが、その約60年前の1946年に、世界初のコンピュータとされるENIACが開発された。
*24:デートコースって短い方が良いんだろうか? むしろ長い方が楽しいのでは。
*25:この歌はもっと語るべきなのだが良さをうまく言語化できないので直接聞いてくれ。
*26:さて、このロボットとは、いったい何のことでしょう?
*27:これだけつい最近の歌である。私が最近になってまたMOSAIC.WAVに関心を取り戻したのは、この歌の存在を知ったからだ。
*28:天才だったわ。
*29:私は当時、迷惑メールも好きだったのだ。
*30:ちなみにLove Cheart!はMOSAIC.WAVで一番有名な歌である。ニコニコ動画にMAD動画が大量にある。
*31:「まだ恋は未検出」なのに、明らかにもうヤッてる。
*32:最後までちゃんと読んだ方はいらっしゃるのだろうか。いたらありがたい。
*33:ところでこの記事、公開して大丈夫だろうか。CDのジャケット画像とか、歌詞とか、勝手に載せているのだが。